女性のキャリアは『プラダを着た悪魔』が教えてくれる
みなさん、『プラダを着た悪魔』って映画を観たことありますか?
今をときめく、アン・ハサウェイ主演のジャーナリズムを志す女性(アンディ)が
仕事で失敗と学びを得て、美しく成長するストーリーです。
悪魔、というのはアンディの上司の有名ファッション誌の名物編集長(ミランダ)。
映画では、メルリ・ストリープが演じています。
当時、大ヒットになったから、
20~30代の女性の3人に1人はみていると言ってもいいのではないでしょうか。
わたしはこの映画を観たときに、
ミランダは仕事にストイックなだけで悪魔ではないし、
携帯を投げ捨てて仕事をやめるアンディはなんて非常識なのだろう。
おまけに泣きついて彼氏と復縁なんて、ありえなくない?
と思ったもの。
とくに、鉄壁のミランダがスッピンのような姿で
自身の離婚の記事を見て、「子どもがかわいそう」
と泣いているところに、男性にも頼れず、
女性としての弱さもうまく表現できない、
ミランダの不器用さに自分を重ねてしまいました。
でも、これって、
アンディ:自由人キャリアガール=自分らしく、自分の夢をかなえる
ミランダ:会社人キャリアレディ=何かを犠牲にして、成功を手に入れる
という縮図だったりするのかも。と最近のsuzunoは思います。
アンディは、読者の利益やビジネス視点というのが抜けていて、
自分の向き不向きも直視せずに「自分の夢をかなえる」
ということを望みます。
一方、ミランダは読者のため、ファッション業界のために
トレンドやブームを作り出そうとし、
自分の立場を確固たる者にするために危険な橋も渡ります。
そこには、夢実現よりもビジネスマンとしての手腕と社会的地位に
重きを置いているように感じます。
つまり、アンディとミランダは、まったく別のタイプの女性なのです。
最初に『プラダを着た悪魔』を見たときは
suzuno自身も独身だったのと、若かったので
ミランダのような人間になりたいと憧れたもの。
でも既婚&経験を少しだけ積んだ今となっては、
ミランダのようにプライベートのすべてを犠牲にもできないし、
アンディのように自分の夢だけを純粋に考えるわけにもいかなく、
アンディとミランダの間にいたいと思ってしまう。
手加減すると言う意味ではなく、自分の働き方をしっかり考えることが
大好きな家族を尊重するために大切なことなんだと思う。
suzuno自体まだ課題ばかりだけど。。。
『プラダを着た悪魔』をアンディ視点で見ていた人は
今度はミランダ視点でぜひ~。
(なんと送料無料で1000円。関係ないけど、I’m not your baby ! って台詞、よかったなぁ)